CTP

より早く、正確に。印刷技術の理想型

印刷会社は、より早さと品質の高さが求められる今後の印刷媒体のあり方、そして何よりもお客様の多様なニーズに的確に対応しなければなりません。
そのために当社が行ってきた体制づくりの一例として、CTPの導入があります。当社は、関連会社のアオバプロセスにて数年前からCTPを稼働し、これまでに数多くの実績を残しています。

CTPとは?

コンピューター・トゥ・プレート(Computer to plate)の略で、従来のように印刷用版の作成にフィルムを使うのではなく、コンピューターで作成されたデータを直接刷版(ダイレクト刷版)する仕組みです。

従来の流れ デザイン撮影 DDPデータ作成 フィルム出力 本紙色校正 データ修正 フィルム再出力 刷版 印刷 CTPの流れ デザイン撮影 DDPデータ作成 DDCP出力 データ修正 CTP 印刷

CTPのメリット

印刷品質の安定化

これまでのフィルムを利用した印刷方法では、フィルムと刷版の密着不足によるアミ点のかすれや太りの発生が避けられませんでした。また、フィルムへゴミが付着することによって生じる印刷不良も問題となっていました。
CTPは、フィルムを介さずにデータを直接刷版するため、フィルムの密着不足やゴミの付着のような問題が発生しません。データ通りの忠実なアミ点を再現でき、ゴミやヨゴレによる印刷不良の心配もない、高品質な印刷物をご提供できます。

短納期・低コストを実現

CTPは、従来の方法で欠かせなかったフィルムの並べ替えや切り貼りなどの工程を必要としません。お客様からお預かりしたデータを短時間でPS版に出力できるため、短い納期で印刷物を納品させていただくことができます。また、全体の工程が減るとともに、フィルムやフィルムの廃棄にかかるコストがなくなるため、よりリーズナブルな料金でサービスを提供することができます。

関連会社・アオバプロセスについて

アオバプロセス会社概要

会社名 アオバプロセス株式会社
所在地 宮城県仙台市若林区卸町東2丁目1-28
連絡先 TEL:022-284-3323
FAX:022-284-3326
代表取締役 伊藤長一
専務取締役 佐藤猛夫
資本金 1,000万円
会社設立 昭和63年(1988年)10月
事業内容 写真製版業・印刷業・広告に関する企画、デザイン
主要取引銀行 北日本銀行原町支店
七十七銀行幸町支店
主要設備 スキャナー フラット×1台
システム

CREOプリナジー

  • レンダーステーション×2台
  • サーマルCTP(菊全)×2台

ハイデルベルグ製面付ソフト

  • シグナステーション×1台
使用端末 Macintosh×6台、Windows×2台
プリンター
富士ゼロックス

DocuColor 5151P×1台

コニカミノルタ

デジコンPRO×1台

エプソン

PX-9500×1台

その他(アナログ) 反転プリンター×1台

アオバプロセスの受け入れ体制

印刷業界の変革は目覚ましいものがあります。プロセス製版業においても同様の進化が図られ、効率化、高速化、高品質化の流れは日々とどまることを知りません。これからの社会のニーズに応えるために、最新の設備を導入し、受け入れ体制を整えております。

CTP

  • CTPコダック(旧CREO)クインタムオートローディング
  • 菊全判サーマルタイプ
  • ポストスクリプトレベル3対応 WindowsXP
  • PDFに書き出していただけば、フォントを気にすることなくそのまま出力可能です(フォント埋め込み必要、ただし写真の品質につきましてはPDF変換に依存します)
  • フォントはCIDに対応しています
  • CTP出力のみのご注文も承ります

CTP出力における留意点と注意点

弊社のCTPシステムはポストスクリプトレベル3です。このため、フォントはニューCID対応となります。従来のOCFフォントはCIDが対応するフォント(モリサワ、フォントワークスは対応)のみ出力可能です。また、いわゆるダイナフォントは、CIDフォントのみ出力できます。ただし、イラストレーターおよびクオークでアウトライン化したものはこの限りではありません。

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