特色インクのデータ管理

1カ月後も、1年後も、その先もずっと変わらない、色と想い

特色は、印刷物の表現をより多彩なものにするために欠かせないものです。
しかし、インクを数種類組み合わせて1から作り上げる特色は、全く同じ色を作りだすのが難しく、再版時に色のばらつきが問題になることがあります。
その問題の解決策として、イトインはCCMを導入しました。
コンピューターによる特色インクのデータ管理を行うことで、いつでも高いクオリティーの印刷物をお客様のもとへお届けします。

CCMとは?

コンピューターカラーマッチングシステム(Computer Color Matching)の略です。
1度作成した特色の色相を測定器で判別し、色の明度や彩度などのデータを数値化して保存。再版時に、保存したデータを参考にして、必要なインクを適切な量で調合することで、前回の印刷と同様の特色を作りだすシステムです。また、無駄なインクを使わないため、従来の手作業で多く発生しがちだった使い残りインクの軽減にも役立つ、環境にも優しいシステムです。

CCMのメリット

再版時の特色再現性に優れる

さまざまな色を細かく調合して作り上げる特色は、わずかなインク量の違いでも色合いが大きく異なります。再版時にもう1度特色を作る場合、従来はオペレーターの勘や経験に頼らざるを得ず、どうしても微妙な違いが出てしまうことが少なくありませんでした。
CCMは、勘や経験に左右されないコンピューターが調合を行うため、特色の色差を低く抑えることができます。納品された再版物を見て「前回と色合いが違う……」ということがありません。

短納期を実現できる

CCMは、特色調合時にオペレーターが行っていた、インクの計量や調合といった作業をすべて機械化します。作業時間が短縮されるとともに、計量・調合ミスによるやり直しが発生しないため、よりスピーディーな特色調合が可能です。それにより、印刷物をより短い納期でお届けすることができます。

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